銃に意識が宿ってしまった元兵士の視点から描かれる、切なくも温かい戦場譚。少年兵との出会いを通じて、「撃つための道具」が見いだす新しい意味に心を揺さぶられます。“撃つ物語”かと思いきや、心を撃ち抜かれる作品でした。ご一読を。