霊気がかすかに降る
朝露に濡れた鳥居を通り抜ける
神社という所は不思議なもので
空気が凛と澄んでいるような気がする
石畳と白い砂利の道を歩く
神さまなんて信じてはいないけれど
上を信じてる僕は少し厳かな気持ちになる
木々がざわめき、こだまというものを感じさせる
見えない雨のようなものが降っているような
そう、静寂の音だ
僕はそこに安堵の気持ちを抱く
手には小銭
賽銭箱にちゃりんちゃりんと投げ入れ
神さまによろよろーと挨拶する
僕は満たされてるので願い事をする必要は無いのだ
手を合わせて目を瞑ると
頭のモヤモヤがちょっとだけ晴れた気がする
なんだか悩みをはんぶんこしたような
しっかしまあ小銭だけでこんな気持ちになれるなら
お得ったらありゃしない
偶然にも巫女さんが姿を現す
瞬間、僕は何もかもひれ伏してしまう
抗い難い何かが、そこに
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