あいうえお作文 2

【幼馴染】


あ いつと出会ったのは、まだお互い泥んこだった頃。

い つだって、僕の隣には君がいた。

う れしいことも、つらいことも、いつも二人で分け合った。

え がおも、なみだも、ぜんぶ知ってる。

お 互いの全部を、当たり前のように受け入れていた。


か けがえのない、この時間。

き っと、このままずっと続くって、そう思ってた。

く すんだ夕焼けの空の下、

け いさくなくらい、ただ一緒にいた。

こ ころの距離なんて、測ったこともなかった。


さ さいなきっかけで、君は遠い町へ引っ越した。

し ばらくは、毎日のように手紙を交わしたね。

す こしずつ、手紙のやりとりが途切れて、

せ いせきや、友達の話ばかりになった。

そ っけない言葉の裏に、お互い戸惑っていた。


た わいもない近況報告。

ち いさな嘘も、見抜いてしまうほど、

つ うじあっていたのに、

て がかりさえも、見つからない。

と おく離れてしまった、僕らの心。


な つかしい場所を、一人で歩いた。

に じんだ夕焼けが、あの頃と同じ色で、

ぬ くもりが、よみがえってきて、

ね むれない夜を過ごした。

の ぞむのは、ただもう一度、あの頃に戻ること。


は なれても、僕らは幼馴染。

ひ とりじゃない、そう言いたかった。

ふ あんで押しつぶされそうな君の声が、

へ んかを受け入れられない僕の耳に届く。

ほ んとうは、君も同じように、苦しんでいたんだね。


ま ぶしい光の中で、

み つめ合ったその瞬間、

む かしと変わらない笑顔が、そこにあった。

め いっぱいの「おかえり」を、僕は伝える。

も はや、言葉なんていらなかった。


や さしい風が、二人の間を通り過ぎる。

ゆ うぐれの空が、

よ ろこびに満ちていく。 


ら くな道ばかりじゃないけれど、

り そうばかり追い求めず、

る ーとをたしかめながら、

れ きしを重ねていこう。

ろ うひする時間なんて、一つもない。


わ らいあったあの日々を胸に。

を りなす、新しい物語。


ん ?僕らの物語は、これからここから

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