第2話 不思議な館➀
「これからどうしよう…」
泊まれる宿もなく、食べ物もない、ただ道を歩いてつぶやいた。普通だったら転生するとお嬢様とか、そういう主人公みたいな立場にいるのが当たり前だと思ってた、やっぱり、こういうのってただの理想にすぎないのかな
その時、目の前に館が現れた。ダメ元で行ってみようと思い泊まれるか聞いた
「すいませ〜ん。泊まりたいんですけど、」
大きな声で言ってみたが、夜だという事もあり少しうるさかったかなと思いながら返事を待っていると意外な返事が返ってきた。
「空いてますけど、あなたこの街の人?」
この街、というのはこの地域の事だろうか?私はこの世界に来ただけで住んでいるわけではないので、と言おうとした瞬間、やめようと思った。だって、そんな事を言ったってどうせ信じてもらえないに決まってる。
「違います。」
「やっぱり!見た事ない人だと思ったんですよね〜」
館主の人がそう言うと、部屋に案内してくれた。中に入ると、何の変哲もない部屋だった
でも、何か違う気がする。そんな気がした。
その夜、私は安心して寝る事が出来なかっただって目の前に監禁されている少女がいたのだから
第二話 終
転生したら主人公ではなくただのモブでした 黒猫 @HASUH
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。転生したら主人公ではなくただのモブでしたの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます