うたた寝話

菜の花のおしたし

第1話 誕生日会の飲み会

ついに65才になったのかとしみじみ、、?

そんな奴はおらんかった。


「エジプトに行くぞ!」

「あんた、金もねーのに。それって姉ちゃんがスポンサーだよね?」

「あったりまえじゃん!んなもんこっちは貧乏なのさ。」


そうなのだ。Mの姉ちゃんは旦那を2年前に亡くしたけど、夫婦ふたりで定年まで働いてたし退職金で家を建て替えてもお金はあるし、お金の使い道に旅行✈️三昧なのだ。


「私も、仙台に行って牛タン食べてくるわ。」Rが言う。

「それって誰と?もしかしてやえこ?」

「違う!やえことなんか死んでも行かない!!もえこと。」

おいおい、そんなにやえこの事を言うって、、。


なんでももえこは娘と行くはずだったけど、娘が仕事で行けなくなったので激安飛行機✈️はキャセルしても返金がされないからってことで誘われたらしい。


そいで、11月には四人で一泊温泉♨️に行くことになった。


Rの両手の親指はばね指になってしまい、ついに一気に手術する。

「もう、痛くて。注射も効かんしね。」

たぶん、ステロイドの注射だ、そんなもん長くしてたら骨が溶けるから手術の方が良い。


娘や息子やオヤジの愚痴を垂れ流し、激烈に悪口を言いかます。

「暑いのに、飯🍚は食うんだぜ!普通、夏は食欲落ちるだろー!」

「落ちねーよ。うちも晩飯とかめちゃくちゃ食うもん。」

「うちは父ちゃんは元々食が細いけど息子が食うもん。めんどくさい時は鍋がいいよー。

簡単だし、肉も野菜も取れるじゃん!」

「え?鍋?」

このクソ暑いのに、鍋、、、。しかも鍋をした日は40度もあったんだよね。

地獄じゃん。

「帰ってきた息子がさ、なっ鍋、、。って言うから文句言うなら食うなって言ってやったら、汗が流れて凄かったけど食べてたわ。」

「いや、できねーわ。自分も食べるんだろ?倒れるわ。」

「地獄鍋だよ。それ。」

「息子も仕事で汗だくで帰ってきたら滝汗で飯🍚ってなぁ。」

「やだ〜、そんな事ないって。いい汗かいたって。」

Rは天然物なのだろうか。いつもは常識にうるさいのに。


鍋は寒い時期に食べよう滝汗なんかかきたくないもん。









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