どんなに脈絡がなくても、どんなに不謹慎でも、必ず僕の目の前で告白される
- ★★★ Excellent!!!
失恋というのは、大の大人でも少なからずショックを受けるものです。
それが幼い小学生ともなれば、それこそ狭い世界が終わったかのような絶望感に打ちのめされます。
だからこそ、ちょっと差し伸べられた手を藁にも縋る様な気持ちで取ってしまうわけです。
それが無間地獄の始まりとも知らずに。
失恋、失恋、相次ぐ失恋。
絶対的な因果律を前に結構早い段階で悟り、心も無になっていきます。
そしてだんだんとシチュエーションもおかしくなっていき、告白シーンもギャグじみた展開になってきます。
おい栄口、それはあんまりにもスタイリッシュ不謹慎すぎやしないかい!?
君の倫理観どこに置いてきたの!?
まぁ、そこまでやっていれば普通は「もうやめよう」ってなるとは思うのですが……。
このお話が恐ろしいのは、ここからなのです……。
その仕組みが解明された時や、最後のオチなど、構成面でも妙が冴えわたる本作、是非ともギャグとホラーの両方をお楽しみください。
ところで茜ちゃん好きです、付き合ってください!