陰キャ男子×学校一の人気ギャル。
一見すると王道ラブコメなのですが、本作の魅力は、距離の縮まり方の丁寧さにあると思うんです。
主人公の柊太は、過去の経験から人付き合いが苦手で、自分に自信が持てない男の子。
そんな彼が、ある日、塾で困っていた梨乃を助けたことから、二人の関係が少しずつ動き始めます。
最初は「偽装彼氏」という関係なのに、一緒にお弁当を食べたり、名前で呼び合ったり、放課後に寄り道をしたり……何気ない日常の積み重ねが、とにかく甘酸っぱくて尊いです!
特に素晴らしいのが、柊太視点の青春の眩しさです。
今まで灰色だった日常が、梨乃と出会ったことで少しずつ色づいていく感覚がとても丁寧に描かれていて、読んでいるこちらまで胸が温かくなります。
そして梨乃が本当に可愛い。
明るく距離感が近いだけでなく、ちゃんと相手の孤独や不安を見てくれている優しさがあるんですよね。
さらに、恋寿の不器用な想いも加わって、ラブコメとしての三角関係もかなり魅力的です!
ニヤニヤできて、でもちょっと切なくて、青春の空気をたっぷり味わえる作品です。
青春ラブコメが好きな方には、ぜひ読んでほしい一作です!