命懸けで人を助けた事に猛烈に後悔!自分の命がやっぱり一番でしょ!?
神「あなたは救急車に運ばれて出血多量でICUで治療を施されている」
俊一「最初に助けたサラリーマンが弱いのに助けた勇気に火がついてさ」
女神「女性を最初に助けたサラリーマンは肩を刺されただけで命に別状はないわ」
よかったけど俺は犠牲になったからなんとも言えねえ
俊一「俺の命はもうないのかな 女神様頼むよ 魔法かなんかで助けてくれよ」
死にたくはない
毎日仕事で上司のストレス発散役をさせられて
その割に安い月収で家に大学時代に出来た彼女は頭がいい大学出だから自分よりも稼ぎがいい企業で同棲生活は複雑だった
女神「面白いわね あなたが考えている事も私の力で読めるわ 見てましょうか」
同棲している彼女とデートで外食を食べている回想がモニターに映った
彼女「俊君 気にしないでいいから食べたいもの食べよう」
俊一「え 気にしないってどういうことだ」
彼女「私も働いてるし 私のおごりでいいよ」
俊一「何を言ってるんだよ 付き合って3年目の記念デートだろ」
明美「今どき 男が全て出すっていうのは古いよ」
生きるのに疲れていた自分がいた
将来について考えていた時期だった
彼女の明美は大学の友達の紹介で知り合い交際を始めた
頭が良くて真面目で頭が良くない自分を愛してくれた
大学を出てから同棲は続いたが明美は自分に対する不満が溜まっていた
女神「彼女さんいいじゃない」
俊一「いい子だからこそいつ別れを切り出されるか心配だったんだ」
本当に明美の事を愛している自分がいる
明美が同じ会社の仕事相手と通話をしている時は何も言えなかった
前なら明美に対して浮気はダメだと強がって束縛をしていた
明美「なんで俊君は私が誰と電話していたのか聞かないの?」
明美「私に興味がなくなったの?なんだか最近おかしいよ」
俊一「好きだからこそ明美を束縛する事が怖くなってきたんだよ」
明美「結婚がしたいから同棲をしているんでしょ」
俊一「明美が俺と結婚して数年後先に後悔しないか怖いんだ」
女神「自信がない男ってダメね えーとね」
俊一「明美が俺にくれたプレゼントが10万円 俺が明美に渡すプレゼントは3万」
俊一「結婚式の貯金をお互いしているけどほとんどが明美が稼いだお金なんだ」
女神「面倒な男ね」
モニターに映ったのは助けた女性とサラリーマンの男性が映っていた
女神「あなたは意識不明で心配している二人はその後交際して結婚するわ」
はははっ
あのリーマンは独身だったのか
女神「あの場にあなたがタックルで相手を締め落とさなければ3人の命は助からなかった」
どういうことだ
あの場にいたのは逃げた人以外は助けた女性とリーマンの二人だったはず
俊一「女神様は目が悪いのかな あの場にほかにいねえだろ」
女神「予知の力で伝えるわ 二人は結ばれて数年後に子供が出来るの」
女神「だから3人の命ね」
人助けはするつもりはなかった
サラリーマンの男が必死に女性を守ろうとした素人丸出しのタックルで自分が本気になってしまったことに後悔してるんだかわからない
女神「明美さんを写すわね」
あぁ・・・明美がずっと意識不明の自分の病室にいる
明美は元々メンタルが強い人で冷静な判断力が出来た
俺が生きているのは明美にとってもダメなのかも知れない
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