恋とか愛とかバカバカしい
カラハシ
第1話
冬になったらこぞって流れる雪にまつわるラブソングも、クソあつい夏にも関わらず腕を組んで歩くおアツいカップルも全部が僕にとっては理解不能だった。
クリスマスやバレンタイン、ホワイトデーだって経済を回すために作られたものだ。クリぼっちがなんだ?かかってこいよ
きっと僕は明日も大学に行って電車の隣に女性が来たものなら自分の存在を空気にできるよう必死に縮こまり女性の方を一ミリたりとも見ないようにするし、授業のグループディスカッションでも何にも言わないのは感じ悪いから一言だけ発してあとは頷くだけの相槌に戻る。
ここまで見たらわかる通りインターネットで言うところの僕はチー牛、弱者男性に分類するだろう。自分で言っていてかなり悲しくなるが当てはまるところしかないのだ。
そんなインターネットの海に浸かりきっている訳だがそんな僕でも希望となる存在がいる。
「七瀬ハル」僕が3年間推してる女性声優だ。
彼女はいつも物腰柔らかで誰に対しても分け隔てなく天使の笑顔を振り撒くまさに女神のような女性だ。Twitterでは✨と幸いですはかなりの確率で使ってくれる。ラジオ、アニメはもちろん出演するライブにも彼女が出てるなら全て行く。言っておくがこれは恋とかではない彼女の芝居に対する姿勢とか人間性が好きなだけだ。
まあきっと彼女は忙しいから僕と同じ土俵に置くのは甚だしいとしても色恋にうつつをぬかしている、なんてことは天地がひっくり返ってもありえないだろう。そーんなことをのんきに考えてたんだ。数日後あれがTLに流れてくるまでは、、、
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