口遊む耽詠ポエム
樅木 霊
詩
転がる卵
畝る学びの坂道を
転がる卵 彷徨う子ども
割れないように
産まれるように
茹だる熱気の青春に
佇む卵 欲しがる大人
好きに剥かれて
好きに食べられ
外の力を受けとめて
柔軟に生くきみの未来を
優しい殻で守るから
育ったきみは手を広げ
知らないうちに知らせて欲しい
埋める自信の辻褄で
歪な卵 ぼくらの姿
止まれないまま
右へ左へ
内なる力で突き破れ
まるい命は転ばず廻る
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