第三話:ステータス判明

――三行以内あらすじ――


 授業中に異世界へとクラス召喚される

 元の世界には帰れないらしい

 ステータスを確認しよう⇐今ここ



 オタがカードに血を垂らした瞬間…………ん?


「めっちゃ光ったりとか、特殊なエフェクトでもあるかと思ったんだけどな……」

「ですね。僕もそう思ったんですけど」

「「「オタ(殿)、蒼太(殿)、カードカード!((でござる)ですぞ)」」」


 なんだ、なんだ、オタのカードだって?

 怪訝に思いながらオタのカードを見てみると、配られた時はカードの裏面は白の無地だったのだが、そこに魔法使いのような格好をした兎を象った赤い紋章のようなものが浮かび上がっていた。


「「なんだこれ!?」」


「お、もう何人かステータスカードに登録したらしいな。どうだ?カードにそれぞれの紋章がそれぞれの最も適した魔法属性の色で浮かんでいるだろう?」


 なるほど、今のオタのカードの状態がカードに登録できた証ってことか。

 ロレンツォ団長……そういうことはもっと早く言ってくれよ。


「もっと早く言ってくださいよ、無駄に驚いて孫氏ましたよ……」


 オタのボヤキが聞こえるな……そっとしとこう。

 他には、バレー部のエースの井上イノウエ カエデさんや不良グループも登録したらしい。おたと似たような感じになってるな。


「蒼太、悠司ユウジ稜真リョウマ、俺達も登録してみようぜ。オタは……もとに戻ったらステータス見してもらおう」

「そうだな」「ござる」「ですぞ」


 それがいいだろうな。オタはなんか呆然としてブツブツ言ってるし、触らぬ神になんとやらだ。

 あ、ちなみに裕司と稜真も含めた四人でいつもつるんでいるぞ。


「それじゃあ、せーのでやろうぜ。お前ら準備はいいか?いいよな」

「いいぜ、蒼太」「いいでござるよ」「よいですぞ」

「うし、いくぜ。せーの」


 俺は音頭を取った後、親指に針を指した。

 意外と痛いな……これ、例えるとしたら、あーあれだ……あれ。献血のヘモグロビン濃度測るるときに中指に刺される採血用の針、もしくは動いてるミシンの針が刺さったときのような痛みだ。

 おっと、血が垂れ落ちそうだ。カードに付けなきゃだな。


「蒼太見てくれよ。俺のやつ、赤い焚き火が燃え尽きる寸前みたいな紋章だった……正直微妙だ」

「蒼太殿、拙者はとてもかっこよい感じでござる。蒼色の日本刀と西洋剣がクロスしたような意匠の紋章でござる」

「ほほぅ、裕司殿それはなかなかですぞ。しかし某は少々微妙ですぞ。茶色の大きな樹の紋章ですからな」


 三人とも問題なく登録できたみたいだな。俺のはどうかなっと。

 どれどれ、三日月と遠吠えする狼?で三日月と狼は青銀色でそれ以外が金色……か、なかなかかっこいいな。


「俺のは、これだ。三日月と遠吠えする狼」

「うわ、ズリぃ。なかなかかっこいじゃん」

「本当だ、僕のはすこし可愛いさがありますからね」

「「おわあ、オタ。復活したのか!」」

「ええ、なんとか立ち直りましたよ」


 よかった、復活したらしいな。他のクラスのみんなも登録は終わったらしい。

 団長に報告しに行く列ができてるみたいだ。俺達も見せに行かないと。

 だけどその前に、ステータスをチェックしとこう。

 カードを裏返してステータスが表示されている面を見た。


――――ステータス――――

名前:十六夜イザヨイ 蒼太ソウタ

性別:男

年齢:16

ジョブ:村人

レベル:1

筋力:B+

体力:B-

敏捷:B

器用:B-

知力:C+

魔力:B-

スキル

武術(蒼月流):レベルⅣ・算術:レベルⅢ・交渉術:レベルⅡ

ユニークスキル

星月の欠片:レベルⅠ・言語理解:レベルⅠ(Max)・成長速度上昇・極:レベルⅠ(Max)

紋章:│月狼ムーンウルフ

――――――――


 へー、俺の一族の一子相伝の武術もスキルとして表記されるのか。算術と交渉術は、学校や日常での経験からだろうか?

 あとは、よくわからんが言語理解はたぶん異世界転移モノによくあるやつだろう。


「四人とも、ステータスはどうだった?」

「僕は、身体能力関係のステータスが他のステータスに比べ低かったですね」

「「拙者(某)も」」

「オレは全部同じくらいだったな」


 なるほど、日本での経験や才能とかがステータスに反映されてるんだろうな。

 全員、確認終わったみたいだし団長のところに行くか。


「団長のところに行こうぜ、みんな」

「そうだな」「そうですね」「ござる」「ですな」


 俺達は、団長にステータスを見せるために列に並んだ。

 さて、ステータスを見せた後はどうなるかな?




――次回に続く

 次回、ステータスの説明と一日目の夜



――ちょびっと解説――

蒼「今回も、ちょびっと解説のお時間だ。今回は先生じゃなくて蓮を呼んだぞ」

蓮「お呼ばれしたぞ。改めてオレの名前は高梁タカハシ レンだ。これでも五人兄妹の一番上をやらせてもらってる。それで今回は何を解説するんだ?」

蒼「今回は異世界の人間族の平均的なステータスを紹介するぞ。本編で説明するには展開考えるのむずいって言ってた」

蓮「誰から聞いたんだそんなこと!?ま……まあいい。それじゃあ紹介頼むぞ」

蒼「まかせろ」

ジョブ:村人

レベル:1

筋力:C+

体力:C+

敏捷:C

器用:C

知力:C

魔力:C

蒼「こんな感じだ。人間族は平均的ってのが特徴みたいだ。ただ、才能や経験で初期ステータスは変動するからあくまでも平均だ」

蓮「なるほどな、おっとそろそろ時間だな」

蒼・蓮「それでは、また次回お会いしましょう」


――あとがき――

次回は今日の20:30に投稿します。

現在自主企画を主催しています。

URL

https://kakuyomu.jp/user_events/7667601420064100017

大事なお願い

現在、週間ランキング上位と日間ランキング入りを目指しています。

小説のフォローや感想、応援の♡、レビューの☆よろしくお願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る