ガソリンスタンドでチョコアイスをーヴェルミリア伝記ー
霧島 碧
第1話 事務所にて
―ジナの話―
「うーん…、あっつい!うわっ」
事務所の中で機械についての資料を見ていたら、いつのまにか寝てしまっていたらしい。エアコンのない部屋で蒸し風呂状態だった。伸びをしたら後ろの資料がダダダっと倒れてきて私は紙束に埋もれてしまった。
「最悪…」
汗で髪も紙も引っ付く中私は事務所を整理しようと腰を上げた。
ジリリリリリ。
来店用のベルが鳴った。
「はーい、今すぐ!」
私は紙の山をかき分けて地下へと続く階段を下りて行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます