ロボット物の小説ではなかなか書ききれない動きや戦闘の描写がきれいに書かれている。それでいてテンポがよく読ませる作品になっている、さながら朝の30分のアニメを見ているかのようである。クトゥルフのキャラの性質などがしっかりと反映されており、それにあったロボットの描写が次の話への興味をそそらせる。また、登場人物たちの情報を設定を間に挟むなどして理解させやすくする努力が垣間見える。とても面白かったです。縦ロール
展開は王道バトル漫画のような手堅いストーリー。クトゥルフ神話と絡めて物語が進んでいくのが新鮮かつ話の密度をより濃くしています。使い古された正義の概念と少し距離を開けた部分や、主人公がアズライトスフィ…続きを読む
現実に基づいた知識と、別世界の様相を照らし合わせて齎される差異――位相のズレから見出す基幹技術の考証によって、その世界の理解を深めていく描写がもうたまらん!いやぁ大好きなんですよねこういうの。…続きを読む
王道のロボットヒーローものめいた序盤の展開。一つ一つの選択や行動が熱い主人公と、人情の機微に疎い相棒のあいだで交わされる軽妙な会話や、彼らの成長。そしてロボットバトルや舌戦。楽しかったです!続きも楽…続きを読む
ジュヴナイルならではの軽快でリズミカルなテンポと、クトゥルー神話特有の怖気を誘う厭な感覚とグロテスクさ。そこに今風のテイストが加味され、実に見事な世界観を構築しています。某邪神も実に人間的で魅力的な…続きを読む
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