引きずり込まれるような不気味な文章力。魚ってなんなんだろう?読み進めるほどに奇妙な感覚に取り憑かれてしまう。短編なので夜寝る前に読んだりすれば、夢に出てきそう。おすすめ。
次のコンテストに向けて作品を執筆中。 前コンテストの作品は消去しました。再掲載予定はありません。
硬質でありながら、湿度がある。それでいて、どこかあっけらかんとした、写真の世界で言うならば「ヌケの良さ」も感じる文体には、読みやすさと、読者を絡め取る魅力の双方が宿っている。 文章を読むことそれ…続きを読む
丹念な描写から来る、作品全体を覆う、幻想的でほの暗く不気味な雰囲気。魚のような霊と一体化するという奇抜なシチュエーション。そして皮膚と引き換えにするのなら、喉の乾きでもいいと受け入れる、男の感覚…続きを読む
物語全体を通して語られるのは、結局のところ、怪病を患った1人の男性が廃墟へ向かい、奇妙な体験をする話。だがしかし、純文学のような語り口で語られる丁寧な描写は読者の心にいともたやすく写し出す。幻想…続きを読む
江戸川乱歩、あるいは横溝正史、あるいは坂口安吾か昔読んだおどろおどろした情景が甦りまさにプロ作家さんの作品を読んでいるような素敵な気分になりました願わくば最後の落ちにもう一捻りしていた…続きを読む
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