寺の跡取りとして生まれた主人公。
大学生活を送る彼は、ビジュアルバンドで活躍するという自身の夢を追うべきか、父の願い通りに寺を継ぐべきか苦悩する。
そんな彼が抱える孤独。
それは自身が同性愛者という秘密。
憧れの先輩男性、細川と重ねた夜…
跡取り。バンド。細川への想い。
3つの要素がどう絡み合い、この絵巻をどう彩るか。
安定した文章力と過不足ない描写が心地よい。この筆力は、読者を必ずや納得させる終末へと導くことだろう。
筆者への応援と、未読の方々への宣伝を兼ねてこの言葉を贈る………
男色は、日本の花でおじゃる!!!