いたみ

きみが泣くと、ぼくもかなしい。

きみが笑うと、ぼくもうれしい。


きみが生まれた時、ぼくはとてもうれしくて。

きみが生きる世界を、ずっと守りたいと思ったよ。


きみが、今のいのちを生きるとき。

痛かったり、悲しかったり、辛かったり、

さみしくて、くるしくて、もうどこにもいけないよと、しずんでしまう時。


それでも、ぼくはきみをまもりたいんだよ。

きみが、またわらえるように、きみに太陽の光を、きみに暖かい雨を、きみの背を押す風を。

この世に起きる全てのこと、きみにとってそれが全て幸いじゃなくても。


ぼくは、きみの心を感情をたいせつだと思う。


いのちは限られていて、その中できみが何を思い、感じて、選んだとして。

その全てを、ぼくは肯定するからね。


ぼくは、きみのそばにいて、きみの道を言祝いでいる。

きみが、あるく道を見守っている。


どうか、わすれないで。


きみのいのちは、きみの気持ちは、きみの人生は、きみの行く先は。


ぼくが、ずっと一緒にいるから。

ぼくが、ずっと守っているから。


悔やんでも、悲しんでもいいんだよ。

きみの気持ち、全てわかっているから。


大丈夫、必ず、大丈夫だからね。


どうか、きみらしくあってほしい。

きみがきみらしくいられるように、このさきも。



ずっと、みているから。


ずっと、そばにいるからね。


ゆっくり、ゆっくり。

大丈夫だよ。

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神様に話すこと 白音クロネ @sironekurone103

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