音声入力の枕草子

筒木正明

音声入力の枕草子

箱になってあなたに差し出したい思いが嘘みたいに降ってくる 机


観終わっても暗さが喉に残るのは暁美ほむらが喋りだすため


蓄光のキーホルダーを握るとき部分的には好きな煮魚


私の生まれ年のポッドキャストでは誰にも話してほしくなかった


四つ穴のボタンでつくられた眼に 涙がうかぶのも古典の仕掛け?


なるようになってくるから象の脚かたむける読書灯の灯りも


火が光に含まれること何回もUber Eatsで届くよ、KENJI


ゆる着すぎて駅にはない心当たり 夕映えが呼んでいる水槽


隠喩のなかでグッピーの待っている詩の終わり、二十三歳の


低反発まくらがもとに戻ったら 涼しいな 涼しいなって言う

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音声入力の枕草子 筒木正明 @tsutsu_vvvv

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