地の文を練習する自主企画のために書き上げた短編作品とのことで、私自身もその恩恵にあやかりたいと思い拝読させていただきました。地の文って筆者の癖が出る上、難しいですもんね。勉強させてください
人間観察をしているだけに、人物の動作や表情、そして視線について分かりやすく描写されており、非常に分かりやすい文章でした
『運ばれたばかりのカップを一瞥したあと、どうしてだろう、おじいさんの意識は窓の外へと引き込まれてしまう』という一文が最も好きです。『どうしてだろう』という表現は一瞬読者の意識を物語から遠ざけてしまう恐れがありますが、ここに作者様の個性が最も表れていると感じました。AIに真似できない人間のパワーを感じる一文です
ストーリー自体も、朝のやわらかい日の光のような温かみを感じる良い作品でした。書き手ではない方にもオススメです