拝読させていただきます。
八王子の街で暮らす春夏秋冬のカルテットが、廃工場で見つけた四季の魔剣を手に、異世界との二重生活へ足を踏み出していく姿に終始惹きつけられてしまいました。
「作業服の女」による不穏な牽制や白銀の大狼エオルギスとの激突といった緊迫感あふれる展開の合間に、ハルやアキたちの軽妙な掛け合いが心地よい体温を添えています。
計算通りにいかない異世界の掟やフレンという謎の少女との出会いに戸惑いながらも、最後は自分たちの足で前へ進もうとする彼らの姿には生身の説得力があります。
夜の街へ静かに踏み出したハルとフレンがどんな答えを見つけるのか、これからの物語の広がりをゆっくり楽しみに見届けさせていただきます。