第2話 しおりと炎夜

 人と妖の闘いが長きにわたり続く現代、以前として闘いは終わらず今日も対魔師たちは、人々を守るため闘いに興じていた。


「ちょっとちょっと聞いてませんよこんなの!!」狩衣と学生服を合わせたような格好をした新米対魔師の少女、神羅しんらしおりは目の前の光景に焦りを浮かべていた。

 

 彼女の目の前にいるのは蜘蛛の姿をした妖、

現代ではにより妖怪や妖魔などと呼び名を変えているが、その妖達が大量に街に出没しているのだ幸いなことに人払いをかけていたため市民に被害はないが、それでも流石に数が多過ぎた。


「援軍はまだなんですか!?、このままじゃ」蜘蛛型の妖は小型と大型がありそれらがそれらが至る所で暴れ回っているのだ、しおりの他にも対魔師はいるが自身の持ち場を離れられない、と言うかこんな妖新米1人に任せて愛量ではないのだが、これには対魔師達の人材不足という割と世知辛い事情があったりする。


 しおりは手持ちの呪札を投げつけ印を結ぶと札が爆発を起こす、爆はだという初歩の技だがそれが通用するのはあくまで小型のみ大型には全く効果技なかった、正直手詰まりである。


「あ、しまった!!」一体の蜘蛛妖が糸を吐きしおりはそれに巻き取られてしまう、地面に倒れ身動きが取れなくなる、蜘蛛の妖達はその隙は逃さず一斉に襲いかかる、しおりは恐怖のあまり目を閉じるが次の瞬間。


炎封斬えんふうざん」その言葉と共に蜘蛛達が文字通り焼き払われた、「え!?」閉じていた眼を開き、前を見るとそこには外套を羽織った1人の男がいたその男は刀を片手に持ち、その刀は炎を纏っていた。


「対魔師だね?、あとは任せて」そういうと同時に蜘蛛の妖達にに向かって駆け出していく。

小型の蜘蛛たちを難なく斬り伏せ、残すは大型のみとなった、蜘蛛妖は足を振り上げ男に向かって振り下ろす、男は難なくかわし上空へと飛び上がる、そして腰あたりから炎ののようなものが出現する。


「あ、あの人もしかして」その光景を目の当たりにして、しおりはある存在を思い浮かべる、後からそのまま出現させた尾で蜘蛛妖を焼き伏せ、全ての妖を祓った、それと同時にしおりを縛っていた糸も消滅する。


「あの、貴方は?」しおりは男に尋ねると男はしおりの方を向き「俺は、灰上はいがみ炎夜えんや、九尾の妖狐に呪いを受けた妖化師あやかしだ」と名乗った。

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