第1話から第5話までを拝読しました。普段は「無害なもやしです」と平謝りするキリトが、傷んだ毛並みを前にした途端カチリとスイッチが入り、人狼の大工やドワーフの鍛冶屋にも一歩も引かなくなる落差が痛快です。キューティクルや18-MEAといった実在の毛髪理論をそのまま異世界に持ち込み、施術された側が「頭皮が軽くなっていく」と崩れ落ちるまでを丁寧に描いているので、現役の方ならではの手触りが伝わってきました。施術のお礼が大工仕事やミスリルのシャワーヘッドになって返ってきて、少しずつサロンが形になっていく流れも心地よく、薬師ミュウとの酵素づくりがどう進むのか続きが楽しみです。