娘の付き添いで訪れた、人気アイドルグループの握手会。そこで起きた思いがけない出来事をきっかけに、母と娘、そして一人の青年の心が静かに動き始めます。誰かを心配すること。誰かに大切にされること。そして、触れた手から伝わる温もり。派手な恋愛ではなく、人と人との間に生まれる優しさや想いが丁寧に描かれていて、読んだあとに温かな余韻が残りました。タイトルの「つないだ手」にも、いろいろな意味を感じられる素敵な物語です。
推しのアイドルに会えることを楽しみにしていた真理ちゃんと、お母さんの明子さん。そんな二人を待っていた出来事をきっかけに、物語は思いがけない方向へ進んでいきます。私自身も推しがいるので、真理ちゃんの気持ちに共感しつつ、こんな素敵な出来事が起こったら。なんて、ちょっぴり憧れてしまいました。そして、推し活の楽しさだけではなく、「誰かに大切にされること」や「人の温もり」の大切さも感じられる、素敵な作品でした。心温まる恋のお話を、ぜひご覧ください。