後編への応援コメント
「陽菜は晴れ女だ」
それってどういう意味なんだろう。と冒頭一行目から考えていました。一瞬、オカルト的な話なのかな、と思っていました。
しかし、そうではなく、これは陽菜って子の自己評価なんだと、読んでいて気が付きました。
陽菜はポジティブだったんだろうな、イベントごとは晴れが多い、という前向きに考えてる子なんだと思いました。
そう抱いた印象が、後半になって響くとは思いませんでした。
陽菜にとって「自分の日ではない」と感じた雨。あれが莉々と翔子にとって大事な日になった。
だから、陽菜は「莉々も翔子も雨女だ」と口に出した。
それは、自分への慰めなのか、皮肉なのか。
そこでようやく、イベントごとには雨もあった、と認識する。
「天気雨」というタイトルが陽菜を揶揄しているように感じられました。
翔子は悪気がなく、陽菜の気持ちを知りようがない。
さらに翔子は陽菜を傷つけようとしない心使いも見せる。
それが陽菜にとってつらいところですね。
前編から散りばめられていた「晴れ」と「雨」が、最後にきれいにつながっていく構成がとても素敵でした。
そして「沼棲生物」に続く。
あのあと、もしかしたら「沼棲生物」とはあの二人のことを示していて、二人のあの関係を「沼」だと揶揄しているのではないかと気が付きました。
企画へ二作品のご参加、ありがとうございました。
作者からの返信
円つみき様
作品を読んでいただき、また、ご感想をいただきありがとうございます。
せっかくなら同じ世界を共有している作品も読んでもらいたいと思い、自主企画に参加させていただきました。
二作品とも、深く読み込んでいただき、ありがとうございました!
編集済
後編への応援コメント
晴れ女の陽菜さんにとって告白しようという大切な日に雨!……これは縁起悪く感じちゃいますよね(。>_<。)
一週間前は陽菜さんのための晴天ではなく、莉々さんのための雨だったということかぁ……。
学部が違う二人が親しくなったエピソードは、とても印象的でした。
しんどい状況から一緒に抜け出したり、気持ちを軽くしてくれたら自然に心惹かれてしまうと思います。
さらに自分が好ましいと思わない物事に対してその対象が悪いのではなく、自分の感性が悪いのでもなく、単に「合わない」のだと言える翔子さんがとても魅力的に私も感じました。
翔子さんが女性を恋愛対象だと知った時の嬉しさ、もしかしたら告白してもらえるかもしれないという話の流れもあって私までドキドキしながら読み進めました。
なのに全てが雨(莉々さん)に塗り変えられてしまった時の衝撃がとても大きかったです。
翔子さんにとって陽菜さんは恋愛対象ではないけれど「大切な友達」という特別な存在であることは間違いないんだけど、それは陽菜さんが欲しかった関係ではなく……とても切ないです(。>_<。)
晴れ女の陽菜さんが想いを寄せる翔子さんと過ごしている時にそのタイミングで振って来る雨が嫌でも莉々さんの存在を主張しているように感じました。
陽菜さんは「友達」という沼の底に居場所を見つけてしまったんですね……。
読書配信へのお申し込みありがとうございました!
作者からの返信
みつなつ様
作品を読んでいただき、ありがとうございました!
いつものことながら、リアルタイムな読者のリアクションを、楽しく拝見させていただきました。
莉々は本作に名前しか出てきませんが、それでも十分な存在感があったなぁと、私も感じることができました。
本当にありがとうございました。