「午前零時にだけ現れる0番線」という導入がまず印象的です。29歳の雨宮凛の前に現れた黒い列車は、彼女自身も知らない「戻りたい日」へ向かう――。なぜ車掌は凛を知っているのか。なぜ彼女は知らないはずの過去を懐かしく感じるのか。謎を少しずつ提示しながら物語が進むため、先の展開が気になります。静かな雰囲気と切なさを感じさせる、これからが楽しみな作品です。