蚊がなぜ人を刺すのかという素朴な科学解説から始まり、いつの間にか神経ガスと竹島直下の地殻変動という壮大な陰謀へと繋がっていく展開の妙が見事です。科学的根拠を丁寧に積み上げる筆致が説得力を生み、パズルのピースが噛み合っていく感覚に背筋がぞくりとします。地政学サスペンスと科学的リアリティを両立した本格派を求める方におすすめです。
第1章の内容は、化学に疎いので正直難しかった。でも、★もらっちゃったから、投げ出したら失礼かなと第2章へ。物語が動き出し、難しい用語などにも慣れてくると、だんだん旨味が溢れてきました。最後まで読了できれば、頭が良くなった錯覚さえ覚えられます。そんな、スルメのような美味しいお話です。