タイトル通り、悪徳貴族が奴隷をイジメるお話です。
主人公自身もそう言ってます。
でも……
読み進めるほどに、こちらの頭に「?」が増えていく。
そして気がつけば、悪徳の限りを尽くしているはずの主人公と、彼に買われた奴隷アンの行く末を、ニヤニヤしながら見守っていました。
特に好きなのが、主人公が最後まで主人公であり続けるところ。
「実はこういう人なんですよ」と作者が答えを説明するのではなく、彼の言葉と行動のズレから、読者自身がその人物像を見つけていく。
笑えて、可愛くて、読み終わる頃にはちょっと温かい。
全5話という短さの中で悪徳貴族の魅力が遺憾無く描き出され、構成もお見事!!としか言いようがない、とても綺麗で素敵な短編でした✨️