ヒロインである琴葉の「自由になりたくて」という言葉から始まる物語ですが、読み進めるほど、この作品で描かれる「自由」がじわじわ好きになっていきました。ものすごく大きな出来事ではないのに、「自分で決める」という経験そのものが琴葉にとって大切なんだろうな、と感じられるのが凄く良い!「自由」を求めて始まった家出の先で、琴葉がこれからどんなものを自分で選び取っていくのか。そして怜央との距離が日々の中でどう変わっていくのか、じっくり見守りたくなる作品です。