とても情緒的で素敵な物語です。
嫉妬すら封印し、身を引くことで相手の幸せを願う健の愛。
そんな優しすぎる愛に、逆に寂しさを覚えてしまった純一のセリフ
「俺が、もしお前を裏切ったら、その時は俺を殺せ」
貪欲に愛して欲しいと訴える姿に、二人の形の違う愛の重みと、切なさに引き込まれました。
バーテンダーや老紳士とのやり取りも深くうならされました。
カクテルの意味や、バーテンダーが語る「背中を押す手は血まみれ」も、身を引くとはこういうものだと納得の説得力がありました。
通り過ぎましたが、自分の熱く燃えていた恋人時代を思い出させてくれました。
レビューコンテスト応募