豚は強かなのだ。喰らい続けられる猛者なのだ。
あの見かけには想像し得ない暴力性を孕んでいる。
当方は不動産豚である。それも入り口から出口まで絵を描くタイプの豚である。
出るのだ。絵の通りバチンとハマった時には、豚汁(なんと読むかは読者に委ねる)がビクンビクンと溢れ出る。
そういうタイプの臭いがする描きかた。――著者は、社畜だ。間違いない。
僕の豚センサーがこの作者を反応した。こいつは危険な豚だ。僕の口元はニヤリと上がった。
この豚はふざけているのではない。戯れているのだ。
黄金の豚ではない。燻された瞳をしている――現場でしか呼吸ができない豚だ。
わかる。わかるぜ。
こいつはよく鍛えられた豚だ。
間違いない。こいつは市場に擦られ続けた豚だ。