目を覚ますと、いつもの街から人々が消えていた。
そんな不完全な世界に残された明香と、親友の咲。二人の日々を描いた青春物語です。
【二人きりの世界】
誰もいない街で、二人で遊んだり、語り合ったり。
不気味なはずなのに、どこか穏やかな二人の日常に、はじめは明香も身を委ねていたのですが⋯⋯。
目の前からなくなって、初めてその意味を考える。
明香の心情を追う中で、読み手の心にも問いかけてきます。
【失って見えてくるもの】
学校もない。成績もない。周囲の目もない。
嫌だったものまで消えた世界で、明香は少しずつ自分にとって大切なものに気づいていきます。
【心に残った言葉】
――現実は痛い、けれど——
不完全な世界で自分自身と向き合っていく明香の、このひと言が印象的でした。
少し不思議でどこか切ない世界で、明香が見つける答えを追いかけてみたい方へ、オススメの物語です。