母の話への応援コメント
いやぁもう、本当に素晴らしい。
ドラマとして映像が浮かびました。
現実→回想→現実という構成が実にドラマ的で、一気に引き込まれました。
自分たちを置いて出ていった母親を疎ましく思う主人公の気持ち、当然ですよね。部活動もせずに、時に父親に代わって家事一切を引き受けて…どれほど母親を、そして運命を呪ったでしょう。
そして少しずつ明かされていく母親の真実。母と娘の確執の象徴だったような桜色のマニキュア。それが、歳月を経て和解の象徴となる。手先が震えていることが、暗に母の命がそう長くない事を示していて、とても切ない場面でした。
沈黙のあいだに流れる張りつめた空気、そして許したいのに許せない、愛したいのに素直になれない心の叫び…。そのすべての熱量が圧倒的な映像美となって想像できました。
母と娘という逃れられない運命を生きる二人の姿。@Yamada_555様の作品は、情景や雰囲気、空気感の演出が本当に丁寧で、今回も秋の諏訪という、少し冷たくなり始めた澄んだ空気が感じられました。そして、古い団地とごま油の香り。暑く淀んだ空気感…何となく昭和の家庭を思わせる描写。
とても重厚で、素晴らしい構成の作品に出会わせていただきました。ありがとうございました。
作者からの返信
舞茸 満様
いつも温かいご感想をありがとうございます!
「設定周りに色々と粗があったな……」と反省していたところだったのですが、
情景などのあたり、お褒めいただけてうれしく思います。
個人的には、欠点の多い母親との和解と、
最後の現在のシーンの、「未完成の絵」あたりが一番推敲していて楽しかったです。
ちなみに舞台にした秋の諏訪ですが、
実は10年以上前に家族旅行で連れられて立ち寄った程度の思い出しかなく、
土地の解像度はかなり低めでした……(笑)。
たしか当時、湖の周りで駅伝(?)のようなものをやっていて、
なぜか「諏訪湖博物館・島木赤彦記念館」に立ち寄り、
お蕎麦が美味しかった……(!)という曖昧な記憶しかありません。
でも、こうして舞茸さんに素敵な感想をいただき、
いつかまたゆっくり旅行してみたいなと改めて思いました(笑)。
とても丁寧な言葉で作品を味わってくださり、本当にありがとうございました!
母の話への応援コメント
自主企画から伺いました。
ご参加どうもありがとうございます。
長女であるヒロイン(『宏奈』と書いて『ひろな』でしょうか? 妹は『真唯《まい》』でしょうが、お姉ちゃんはちょっと変わった名前ですね)の目を通して
不倫して家庭を捨て自分の好きな物の世界に没頭していた母親の幼さと身勝手さ、
しかし、その中にもある我が子への愛情が鮮やかに描き出されていますね。
ただ、ヒロインの立場だったら
「学校でこんなものを着けるのは禁止だから」
と桜色のマニキュアを突っぱねてもおかしくない気もしました。
また、俊彦さんは母親の不倫相手(それとも両親の離婚後に新たに付き合って再婚した相手でしょうか? 作中の描写だと判然としません。ただ、後者だとしても思春期のヒロインの立場ならあまり好意的には見られないのでは)だったわけですから、その辺りにもう少しヒロインの葛藤が見えた方が自然だと思います。
作者からの返信
吾妻栄子様
拙作を最後までお読みくださり、大変貴重なご指摘をありがとうございます。
本当に仰る通りですね(笑)。
作者の意図としては、母親は主人公の幼年時代に父親と合意のもと離婚し、その後に俊彦と再婚……という裏設定だったのですが、仮に不倫でなかったとしても、「思春期の娘が母親の新しいパートナーをあんなに好意的に受け入れられるか?」と言われると、ぐうの音も出ません。
作者の感性が乏しく、本来なら執筆段階で気が付くべき点ばかりでお恥ずかしい限りです。
実は本日有休でしたので、半日かけてAIと相談しながら書いたのですが、いざご感想をいただくと穴だらけでビックリしています。マニキュアの件も、元々は夏休みの設定で書いていた名残だったのですが、それにしても……という感じですね。
構造的・メタ的な話にはなりますが、例えば俊彦に対して最初から好意を持たせるのではなく、自分と同じ「苦労人」として奇妙な共感を抱かせるなど、心理的なフィルターを少し調整する改訂をすれば、今の矛盾もまだマシになるかな、と思いました。
(構造的にかなり詰んでいますので、それでもけっこうキツイなとは思いますが)
いただいた本質的なアドバイスをヒントに、また修正を試みてみようと思います!
深く読み込んでいただき、本当にありがとうございました。
追伸
実は本作、スフィアン・スティーヴンスというシンガーソングライターの『Carrie & Lowell』(心を病んだ実母と、彼女を支えた義父の追悼アルバム)をひっそりとオマージュしていました。
大好きなアルバムなのですが、そのテーマの深さに作者の筆力が全然追いついていませんでした。
いただいたご指摘をヒントに、後日描き直して、少しでもマシになるようにしたいと思います。
母の話への応援コメント
世の中には他人を傷つけたと、気が付かない人がいる中で。。。(´;ω;`)ウッ…
作者からの返信
威火兎禍断孤さま
コメントとレビュー下さりありがとうございます(_ _)
作中の母親もそうですが、
人を傷つけても気が付いていない、という人もいますよね。
傷つけないことが一番ですが、
もし傷つけてしまった場合でも
それに気が付き、どうリカバリーするかを考えること、が大切なのではないかとも思います。