花火という視覚的なパワーの強いものについて、その『音』に着目した第一話。その発想と漂う哀愁に惹き込まれました。一人で聞く花火の音に去年の貴方を重ねる。舞い上がった私と、花火を見つめる貴方……夜空に花火が咲く音とともに情景が目に浮かぶようです。寂しげながらセンチメンタルな夏の思い出それぞれの話が独立した短編となっており、それぞれが違った心模様を描いています。是非、夏の終わりのノスタルジアを感じ取ってみてください