第十二話 帷幄の計への応援コメント
若返りの霊薬を「餌」にして、茶碗に仕込んだ術を「針」にするという作戦、妖魔退治が一気に知略戦になってきて面白いですね。特に、魏修と貞衡が宮廷の事情を知る立場から計画の盲点に気づくところが好きです。前回、趙旭が二人に「智恵を貸してほしい」と語った言葉が、早くも実を結んでいるのが嬉しいですね。そして最後は美桜一人で危険な霊山へ素材集めとは……師父の「修行と思って励んでくるといい」が、いかにもこの師弟らしくて笑ってしまいました。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
しっかり役立てている子供たちです。環境から得られる知識もまた、その人の実力だと考えています。
そこに年齢は絶対条件でないとも。
次回は珍しく別行動の師弟です。
この師弟の空気感を楽しんでもらえているのが嬉しいです!
第十一話 趙旭、小君子を諭すへの応援コメント
「死ぬ覚悟」を「勝つために戦う覚悟」へ変えてみせる趙旭、今回は本当に格好いいですね。魏修たちの忠孝の精神を否定せず、むしろその価値観に寄り添って生きる理由を示すところに、彼の深い人間理解が感じられました。そして「物事の話ではなく、心の話であればな」という台詞が素敵です。三十年連れ添った美桜の心を誰よりも理解しているとわかった直後、それでも「ビオウ」呼びは譲らない締めが、この師弟らしくて好きです(笑)。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
「覆されたる巣に完卵無し」は三國志の時代の孔融という人物の子供たちの言葉として伝わっています。
哀れながらもかわいげのない子供たちだと思ったものですが、そこを趙旭に説得してもらいました。
「ビオウ」呼びは譲りませんし、地球の話をされても理解できません。でも、美桜がどう感じ、考えているかはちゃんと理解してくれているのです。
第十話 浮雲蔽日の都への応援コメント
「だから、助けられるのは子供だけだ」という趙旭の一言、胸に響きました。修仙者が人界の法を曲げてはならないという理を守りながら、それでも目の前の命を救う道を見つけるところに、彼の優しさと知恵が表れています。特に、母親が身代わりの我が子を抱きしめ、本物の子供を託すように頭を下げる場面は切ないですね……。都の華やかさから一転して王朝の暗部を見せ、最後に妖気の立ちのぼる宮殿へ檻車が消えていく光景も、強く印象に残りました。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
最強の力で殴り込めば解決、とはならない世界観にしました。
できる範囲で不要な影響を与えないように、けれども助けられる者は助けていこうとする趙旭です。
印象的なシーンとして心に残ったなら嬉しいです。
第九話 趙旭、身上を語るへの応援コメント
なんと、謖が趙旭の実の甥だったとは……昼間の態度から一転して憧れの眼差しになるのが可笑しくも微笑ましいですね。「速く昇る才はあったが、高く昇る才はなかった」「昇るべき山そのものが霧散した」という趙旭の自己分析も印象的で、単なる挫折ではなく、天才だからこそ自分の限界を明瞭に悟ってしまったのだと伝わってきます。そして凌雲山では手を出せない案件を、人界に降りた趙旭だからこそ任せられるという流れは、彼の「下山」が新しい強みに反転していて面白いです。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
趙謖は評判倒れで高慢な人物として趙括や馬謖をイメージしていたところ、「あれ? 同じ趙姓になったな」というところから話が膨らんだ人物です。
天才故の諦めの早さなど、趙旭はたくさん持っていることがストレートに幸せに繋がっていないキャラクターですね。
しかし、フィールドが変わればチャンスがあるもの。
>彼の「下山」が新しい強みに反転していて面白いです。
という感想はとても嬉しいポイントです!
第八話 真実はあざなえる嘘の如しへの応援コメント
「手に余る妖魔だけ引き受けよう」が趙旭にとっては本当に善意の提案だった、というのが最高ですね。修仙界でも世間知らずという彼のズレがそのまま圧倒的な実力に裏打ちされた煽りになってしまい、しかも戦えば七人をあっさり伏せてしまうのが格好いいです。美桜も五対一から三人になった途端に鮮やかに制圧していて、三十年間この師父について修行してきた実力をしっかり見せてくれました。そして深夜に掌門・姚凌霜本人が訪ねてくるとは……昼間の一件が一気に大きな話へ繋がりましたね。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
修仙界でも、とっくに弟子をとるのをやめた大物が特別にとった末弟子という特殊な立場だったので、師兄や同輩がおらずに世間知らずだったのです。
修仙者たちの次は掌門がでてきました。
毎話ごとに引きを作るようにがんばりました!
第二十七話 美桜、趙旭に繋がるへの応援コメント
ついに退治!
子供達が家を再興できると良いですね!
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
長い戦いに終止符が打たれました。
魏家の子供たちについては今後にご期待ください!
第七話 美桜、来客を饗すへの応援コメント
なんと、あの三人がもう人型に……と思ったら、清堅さんまで女性だったとは意外でした(笑)。三人それぞれの前世の仕事から修仙の適性を考えるくだりも、この世界なら「異世界転生前のキャリア」がそのまま新しい道へ繋がっていくのが面白いですね。そして和やかな同郷人のお茶会から一転、最後に凌雲山の修仙者が文字通り「上から目線」で現れる締めが鮮やかです。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
半年の経過があり、念願の人型になることができました。
オフ界に行ったら美少女が現れたお約束の清堅さんでした。
上から目線のお客様、果たして何のご用件でしょう?
第六話 転生の妖精人への応援コメント
妖精人の成り立ちがここで明かされて、「人の理」を持たせることで人と妖精の双方を救うという浄輪仙姑の仕組みが面白いですね。三人も単なる迷惑者ではなく、異世界を楽しみたい、早く人型になりたいという素朴な願いから少し道を踏み外しただけで、清堅が自分たちの行為を省みるところには好感が持てました。そして「池の守護者として十年働く代わりに廟を建ててもらう」という美桜の裁定は、罰と善行と彼らの願いが全部ひとつに繋がっていて綺麗です。
作者からの返信
ご感想、ありがとうございます!
浄輪仙姑のアイデアは趙旭傳そのものよりも先行してイメージがあったもので、去年の熊出没の増加のニュースなどから思考を深めていったものです。
人間による野生動物の駆除と野生動物による人間への襲撃は表裏一体で、互いの純粋な生存の駆け引きです。
それを罪として裁くのは難しいと考えています。
第五話 趙旭、妖怪を伏す への応援コメント
本職の趙旭、やはり圧倒的に格好いいですね。「もうやめるなら許してやる」からの「だが、逃がさん」という余裕に、これまでの商売下手と同一人物とは思えない貫禄があります。そして鬼魚の「めっちゃイ・ケ・メ・ン」で正体に気付かせ、最後に三人とも日本からの転生者だったと明かす流れは意外でした。単なる妖魔退治ではなく、美桜だからこそ彼らのその後を引き受けられる展開になっているのも綺麗ですね。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
俗世の加減はわかりませんが、本職の加減ならわかります。
展開を褒めていただけるの、嬉しいです!
第三話 美桜、卦を立てるへの応援コメント
美桜、ちゃんと商才がありますね。董員外の信用を借りてまず噂を育て、占いを入口に客層ごとの価格帯まで作る流れが鮮やかで、前回までの商売失敗との対比も楽しいです。特に「寸志」が富裕層相手にはむしろ高額化する仕掛け、これは上手い(笑)。そうして繁盛する道観を作ったところで、ようやく本業の妖魔退治が舞い込んでくる締めにも期待が高まります。
作者からの返信
ご感想、ありがとうございます!
趙旭の実力、董員外の信用と支援、それらが使える立ち位置、総じて「資本」がある状態からの商売は楽しいのです。
本当の軍師はその辺りの手配もしなければならないのですから、そこで楽をしている美桜は「オタクがなりたい軍師」をやっている感じですね。
第二話 修仙の商法への応援コメント
代書屋から薬膳茶、磨刀人まで、ことごとく「能力が高すぎるせいで人界では失敗する」のが趙旭らしくて、この商売遍歴好きです(笑)。そして美桜が妖魔退治の実績そのものだった、という繋げ方も鮮やかでした。婉児の怒りも単なる金銭問題ではなく、趙旭への期待や恋情、美桜への嫉妬が絡んでいたと見えてくると切なさがありますね。最後の「ずっと一緒にいてくれる女子」から、美桜が即座に名前を訂正する締めも、この三十年来の師弟らしい距離感で可愛いです。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
商売遍歴は考えるのが楽しかった一節です。どんな能力でどんな失敗をさせようかと頭を捻りました。
婉児もお気に入りのキャラですね。輿入れの時にはこんなイケメンと結婚できるなんてと天にも昇る気持ちだったに違いありません。
それが三十年来の師弟という気心の知れきった男女の仲を見せつけられたと思うと……。
第一話 趙旭、油を売るへの応援コメント
油の品質を上げた結果、客が求めていた「趙旭を眺めながら堂々と油を売る時間」まで消してしまうのが、天才なのに俗世の機微がわからない彼らしくて面白いです。「ドリルよりも穴を売るべき」を玄妙なる問いとして受け取るくだりも、この師弟の絶妙な噛み合わなさが好きです(笑)。そんな軽妙な商売話から、最後の「実家に帰らせていただきますわ」へ綺麗に落とす構成も見事で、趙旭の下界暮らしが早くも前途多難ですね。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
作者の狙いを的確に言語化し、楽しんでいただけるのはとても嬉しいです。
引きを強くする、というのは創作界隈でよく言われているので特に意識していました。
編集済
第六話 転生の妖精人への応援コメント
丸く収まりましたね!
人形になる日も近い!
作者からの返信
感想ありがとうございます!
丸く収まりました。
というわけで、動物愛護の精神から凶暴な獣の妖精を、話が通じる転生者と入れ替えて回っている仙人がいます。
他の世界から魂を持ってこられる高階の仙人がいるのです。
第十三話 美桜、趙旭に怯ゆへの応援コメント
なんと、「ビオウ」呼びを頑なに変えない理由が、過去の女性との関係にあったとは……! 単なる頑固さや天然ボケだと思っていたやり取りに、美桜との今の距離感を失いたくないという趙旭の想いが隠れていたのが素敵ですね。出会った当初の美桜が村の娘たちに「お姉様」と慕われ、あわよくばお嫁さんにしようとしていたのも意外で、この過去の美桜も可愛いです(笑)。そして現在の趙旭が魏家の子供たちに仕事と遊びを与えながら、美桜の不在を寂しく感じている締めに、三十年かけて育まれた情愛が滲んでいて好きです。