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【短歌】小瓶に詰めた幻想

【短歌】小瓶に詰めた幻想

竹部 月子

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★69
23人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 滝口アルファ
    2301件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    あふれんばかりの幻想

    「小瓶に詰めた幻想」という、
    タイトルに惹かれました。

    豊かな発想力と、
    そのイメージを的確に言語化する言葉の選択が巧みです。

    6首目。

    龍の髭(ひげ)梳いて編み込む稲光(いなびかり) 山の背渡り天翔(あまかけ)燃ゆる

    おー、これは凄い。
    龍の髭に稲光を編み込むという、
    ユーモラスかつファンタジックな着想。
    それだけでなく、
    その龍が天に飛翔していったかと思うと、
    なんと燃えてしまうのです。
    恐るべき想像力です。

    そのほかにも、
    妖精や神が現れたり、
    ふっと現実に戻って「あなたがいない」と、
    センチメンタルに呟いてみたり、
    ときどき闇が垣間見えたり。

    それでも、
    小瓶からあふれんばかりの幻想が、
    閃光を放っている短歌集です。
    ぜひ味わってみてください。

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    • 2026年9月4日 15:57