異世界ファンタジーを主戦場にしている、袋良益子さんの代表作は、森鴎外『高瀬舟』をモチーフにした異世界転生ものです。
主人公、25歳の森耕平は、ブラックでパワハラ体質の高瀬川商事での激務に耐えかね、あるとき渋谷の交差点で倒れてベオルグ大国へ転生します。
お約束通り、そこで出会うのは、美女エルフのリディア。(転生者と言えば鎧武者なのに、この男は変な服を着ている。。) そう、耕平は背広のまま転生してしまったのです。(普通なら落ち込みそうなものだが。。) そう、耕平は恐ろしいブラック企業から解放されて気持ちも軽やかになっていたのです。
頼りない耕平をリディアはほっておけず、家に連れて帰るその途中、恐ろしい魔物に襲われますが、そのとき助けてくれたのは?!
「高瀬川商事とは……暗殺ギルドかなにかなのか?」というリディアの言葉が象徴的ですね。
とても面白い作品です。文豪の純文学とコメディタッチの異世界ファンタジーを組み合わせるという発想も斬新ですね。
さあこれから、というところで終わってしまいましたが、ベオルグ大国の設定もかなり詳しく構築された様子もありますから、きっと続きも考えておられるのでしょう。
これはお勧めです。
みんなで声をあげて続きを書いてもらいましょうよw