16歳のヒナミちゃんと、愛犬のケンくん。
朝になれば一緒にお散歩。
ケンくんは人懐っこくて、女の人が大好き。
ちょっぴり困ったところもあるけれど、ヒナミちゃんにとっては大切な家族です。
――なのに、町の人たちはなぜか二人を怖がっている。
最初は可愛らしい日常のお話。
けれど読み進めるほど、小さな違和感が積み重なっていきます。
そして「ケンくん」のことを知ったとき、それまで読んできた光景がまるごと別物に見えてくる。
可愛い。怖い。気持ち悪い。
なのに最後には、少しだけ「幸せなのかもしれない」と思わされる。
とても歪んだ、女の子とペットのお話です。