言葉の表現がとても多彩で、丁寧に紡がれている作品だと感じます。シノアのミカへの想いが初々しく、感情がすっと伝わってきました。クリスはなぜ、シノアに冷静な視線を向けたのか?スカコフはどう物語りに関わるのか?暗殺者姉妹の入団の経緯は?物語りの、これからが楽しみです!
凄腕騎士に規律に厳しい副団長、最強なのに眠そうな少女騎士、元殺人ギルドの姉妹――個性の強い騎士団の日常がとにかく楽しい!「報告書がほぼ感想文」「王宮の調理室を爆破」など、シリアスな世界観の中に入ってくるコミカルな展開も絶妙です。そして物語の軸となるのが、ミカへの恋から始まったシノアの成長。恋が叶わない現実に直面し、「自分は何のために騎士になるのか」と考え始める姿が印象的でした。笑えて、時に切なく、キャラクターたちの成長を応援したくなる騎士団ファンタジーです。
ミカと幼なじみの再会を温かく描きつつ、遠征軍の帰還によって騎士団に新たな波乱が起こりそうな気配まで感じられる、緩急の効いた回でした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(268文字)
作者がこの世界と登場人物をめちゃくちゃ好きなんだろうな、というのが猛烈に伝わる作品でした。特にコメディ部分が普通に面白く、ダークファンタジーを基底にした王宮・騎士団群像劇として、十分に読み応えがあります。(´▽`*)