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  • うたかたへの応援コメント

    すっと映像が浮かんでくる文章でドラマのワンシーンとかドラマ調のCMを見ているような感じでした(表現があれかもしれませんが褒めてます!)
    不器用で誤解されがちなお父さんといった感じの主人公ですが、あんがい娘さんはそんなお父さんと似ているというか、数年経てばけっこう理解し合えるような気もしました。少なくとも母親には似てなさそうっていうか。そんな風に短いながら、想像が広がる作品でした。
    方角は、導入から結末まで展開がしっかりあったので、北西あたりな気がします。

    作者からの返信

    北西という方角と、コメントありがとうございます。お父さんと娘、お互いいい距離を見つけて付き合っていけるといいですね。

  • うたかたへの応援コメント

    主人公がこれまでの人生を思い返しながら沼津を巡るのを一緒に経験し、彼自身の切なさや寂寥感みたいなものを追体験できるような作品だと感じました。
    沼津のリアルな情景描写や水族館の中の細かい展示内容までしっかりと描かれていて、映像的に迷うことなく流れを追うことが出来ました。メンダコ、シーラカンス、深海魚パンと、象徴的なモチーフが豊富に配置されていて面白いと思いました。
    (ちなみに、私の勘違いでなければ、本文中で「シーカランス」となっている部分、「シーラカンス」だと思います)

    >いつまでここにいるか分からないが、俺も深海魚の味に慣れた方がいいのかもしれない。

    最初に深海魚丼を避けた主人公が最後に深海魚のパンを選ぶのは、人生の次のステージに対する思いの変化を感じました。

    メンダコのように深海から安全で窮屈な水槽に移動して泡沫を見つめつづけることをどこかで羨みながらも、妻には生きた化石のようだと浮気され、娘は泡のように明るい水面に浮上していってしまった。
    水族館を巡ることで、図らずも心の中で何かが少し整理されて、この地で新たなステージを生きようということなのかなと。前向きな意思を感じました。
    最後に娘の婚約を知り、パンをかじる描写に少し切ない余韻を感じました。婚約相手が「うたかた」を彷彿とさせる名前なのは、娘と共に主人公の手の届かない明るい水面に浮上していくイメージでしょうか。

    方角としては「沼津を巡りながら主人公の良邦の人生を振り返り整理するエピソード」というテーマ感では西の風味を感じつつも、全体的には彼自身の人格的な解像度を深めるよりも、外部との関係性を説明するための内面描写をされているように、個人的には感じ、更にはそれがストーリー展開上必要な情報の提供(娘が外国にいる、妻と離婚している等)になっている。そこは結構北的かなと思いました。北北西くらいかな、という印象です。

    映像的な淀みなさと個性的なモチーフの使い方が印象的な、素敵な作品でした。

    作者からの返信

    まずは、「シーカランス」のご指摘、ありがとうございました。この後で確認して直させていただきます。
    北北西ということですね。実は今回の方角については北北西か北西か悩みました。ある程度オチがある話になったということで北西にした次第です。

  • うたかたへの応援コメント


    方角企画から来ました。
    主人公はメンダコに自分を重ねているようですが、自分は変わらないまま、周りだけが変わっていくところに、どこかシーラカンスの印象も重なり、そこが面白い作品だなと思いました。

    「生きた化石」はあまり良い意味では使われませんが、長い間その姿のまま生き残ってきた存在なので、必ずしも変わらないことが悪い事とも思えません。

    真面目に家族を支えてきた主人公を裏切ったのは妻なのに、そのことを娘には伝えないあたりに、不器用で誤解されやすそうな一面を感じました。

    物語としての流れもありつつ、主人公の内面や生き方に重きを置いた作品という印象で、方角は北西かなと思いました。

    作者からの返信

    方角のコメント、ありがとうございました。主人公がメンダコでもあり、シーラカンスでもあるというのは執筆中に考えていた部分なので、嬉しいですね。

  • うたかたへの応援コメント

    語りと作者様の個性がマッチしてしました!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。マッチしていると言っていただけてうれしいです。