荒廃した未来で任務だけを叩き込まれた猫耳アンドロイドたちが、ミモザの持ち込む「遊び」や「情動」に触れ、少しずつ自分の中に芽生える“心”に戸惑いながら戦場を進む物語。効率と命令だけで動いてきた彼女たちが、痛みや迷いを知り、仲間との絆を学んでいく過程が胸に迫る。人類復活の鍵を抱えるロゼット、そして自我を培養して人間を凌駕しようとする敵AI。鉄と回路の身体に宿るものが、遺伝子の設計図を超えられるのか。戦闘SFでありながら、魂の物語としての厚みがある一作。