「勇者が世界を救う。その冒険を"作る側"の物語。」という切り口が秀逸。RPGディレクターのリアンが、繰り返す朝と自分たちの世界の下層構造に気づいていく展開は、創造と自由意志というテーマをメタフィクション的手法で掘り下げる意欲作。勇者役ユノ、魔王役グレンら"演じる側"の葛藤も丁寧に描かれ、王道ファンタジーの裏側を覗く新鮮な読み味がある。