これが生前と同じ躰だったら、奇蹟への感謝を述べることになるでしょう。
しかし、それが何かちがう躰だったとしたら。
こういう状況を、死者蘇生がありうる、ファンタジー世界でやるところが秀逸だな、と思いました。
なぜ、そういう躰に蘇らせたのか。
蘇らせて、何がしたいのか。
主人公を「蘇らせた」うつくしい彼女は、やはりうつくしく微笑む。
そこのは何の悪意も、無いかのように。
だからこそ、余計に気になってしまいます。
彼女が何を考えているのか、と。
ファンタジーでありながらホラー、ホラーでありながらミステリー……そんな逸品です。
ぜひ、ご一読を。