行く夏
hikari🪶
残照
夏の暑さにやられて
ベランダの鉢植えの葉は
焼けてくすんだ色をして
それでも
幾つも生まれた
蕾は花の色を見せ
このベランダを
明るく照らして
移ろう風を感じた頃
それは一枚一枚ではなく
ああ、君はずっと
堪えていたように
それは唐突に
はらはらと
全てを散らすように
鉢植えの土に散らばる
淡紅と白
君の残照まだ美しく
きっとそれは
土に沁み込み
君をまた新たに
咲かせるよ
僕は
輝いた君を
忘れない
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