統計上の数字だった囚人たちが一斉蜂起する展開へと転がっていく緊迫感が圧巻の政治スリラーです。「誰の国なのか」という問いを軸に、加害と被害が入れ替わっていく構成に息をのみました。社会派の緊張感とハラハラする逃亡劇を同時に味わいたい方、骨太な政治フィクションがお好きな方に強くオススメします。