職も故郷の牧場も失った乗馬教師・エマに手を差し出したのは、過去に教え子であった若き国王だった――
主人公エマは、乗馬教師の職務にとても忠実で真面目な女性です。運命的に救われた教え子の前でも、まず乗馬教師としてしゃんと背中を伸ばして立つ姿がとても印象的です。恋する者からすればじれったくも、高嶺の花のような凛とした姿がとても魅力的でした。
物語はエマの乗馬レッスンを中心に進みます。
エマの真摯な教えを通して、彼女の周りが少しずつ成長して、彼女自身もゆっくり変わり、やがてエマの乗馬レッスンの成果が実を結んでいく、常歩からやがて駆けるように加速していく、乗馬教師のお仕事を魅力的に描写したお仕事ロマンスでした。