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    占い師への応援コメント

    これ…すごい作品ですよ…。占い師という名の役を演じ、舞台へ相談に来る人たちへの立ち振る舞い。役者としての、ある種の社会貢献のような感覚なのかもしれません。

    それにしてもですよ、画面から匂い立つ「虚飾と現実」のコントラスト。​冒頭のセッティングが実に素晴らしい! 駅ビルの片隅、古い空調が吐き出すカビの匂いと蛍光灯の冷たい光。気怠い雰囲気が漂う場所で、主人公が完璧な「衣装」と「タロットカード」を身に纏い、「慈愛に満ちた占い師」という役を演じる…。こんな設定、思いもつきませんでした。

    彼にとって占いとは、観客が必ずやってきて絶賛してくれる「至高の劇場」なんですね。主人公のどこか斜に構えた社会への視線、そして演劇への未練が、短い描写の中にぎっしり詰まっています。

    ​しかしそれを根本からひっくり返すラストシーンの手の冷たさ。人間観察力がしっかり磨かれたであろう主人公が見たもの。

    どんな客の絶望も「ありふれた台本」で捌いてきた「名優」が、本物の絶望と死の気配を前にして、初めて「セリフを忘れて絶句する」。そこで慌てて紡いだ十年後の話しすら、彼女は達観して「そこまで看病が続くのは…」と。

    この圧倒的な緊迫感、人間の業と儚さを描き出す力量。そして、この設定と発想力にただただ感服した次第です。

    作者からの返信

    いつも温かいコメントをいただき、本当にありがとうございます。
    細部の描写まで深く読み取っていただけて、とてもうれしいです。

    このお話は、別の小説を構想している最中に偶然に思いつき、
    「面白そうだな」と思って短編にしたものでした。

    ご注目いただいた主人公の「劇団員」という設定も、
    初めからあったわけではなく、推敲途中で付け足したものでした。


    冒頭の情景もお褒めいただけて嬉しいです。
    あれは学生時代によく利用していた古い駅ビルの、
    書店の脇にあったデッドスペースの占いコーナーを思い出しながら書きました。
    (今はもうなくなってしまった場所なのですが……)

    ちなみに私自身は、適当な台詞を並べる主人公のような人よりも、
    本気で占いを信じている占い師さんに占ってもらいたいなと思っています(苦笑)。

    舞茸さまのお言葉が、いつも執筆の大きな励みになっています。
    これからもどうぞよろしくお願いいたします。