『弔鐘のアズレア』と呼ばれる主人公アズレアは、妹に婚約者を奪われ帰る場所さえ失った令嬢。そんな彼女を連れ帰ったのは、かの悪名高きアクトレイス家の長男・フロウで……。
中々強烈な異名持ちのアクトレイス家の中で一際異彩を放つ彼は口こそは傲慢で冷徹な『悪役令息』ですが意外な一面を沢山持っており、少年らしい純真さと貴族の令息らしい頭のキレを持つ魅力的なキャラクターとなっています。
口は悪くとも心はあたたかなフロウの内面に触れ、アズレアもまた少しずつ変わって行く姿が、そして今作のキーワードともなる『貴族遊戯』を通じて彼らは少しずつその距離を縮めていくそのもどかしくも甘酸っぱいやりとりがとてもニヤニヤしてしまう事間違いないでしょう。
最後は大団円ハッピーエンドで終わる、『悪役令嬢』と『悪役令息』のお話、是非読んでほしいです。
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悪役令嬢と悪役令息が操る悪役語、でもその裏には実は本当の意味があって?
この着眼点がとても面白い、と思い読み始めました。
するとまず、この悪役令息の一家、悪の華アクトレイス家がものすごく魅力的!
悪役、悪役なんだけど!
めっちゃ良い奴タイプの悪役でした…笑
そしてこの悪役令息フロウがとっても魅力的でして…
まずギャップがすごいです…
普段の口調と崩れた時の口調がもうたまらない!
有能さとドラグドゥエルが関わった時のギャップが、もう…
初めは悪役語を理解できない主人公のアズレアですが、段々とフロウやアクトレイス家と共にいることで理解していき、
そして己の抱えていた問題とも向き合うことになっていく。
主人公を苦しめているものも、単純な悪ではなく、どうしようもないところがあって、
それでもアクトレイス家、そしてフロウと接していくことで救われ、本人も成長していく過程がとても丁寧に、そしてとっても楽しくメロく描かれていました。
私はとにかくこのフロウというメロ男子が好きすぎました…笑
私的に一番好きなのは、領民たちとの関係です!
とても素敵な住民ですが、それだけじゃなく、何故そうなのか?
それに対するフロウの答えが、そうだよね、人間って、こういうものだよね、と。
恋愛も勿論ですが、作者様の描く人間というものがこの作品に素敵な余韻と奥行きを持たせている。そこがとても好きでした!
そしてドラグドゥエルという競技と、それにともなう名言もたくさんあって最高でした!
彼女が大会で見せた意地の一手が引き寄せたものはなんだったのか…それはぜひ本編で確かめてほしいです。
素敵な物語をありがとうございました!
この物語はよくある令嬢・令息ものではありません!
タイトルの『悪役語』とはなんぞや?と思って読み始めるとあら不思議。
その答えが明かされた瞬間から、一気にこの物語の虜になります。
婚約破棄された公爵令嬢アズレア。
それを拾ったのは悪名高き辺境伯家の嫡男フロウ・アクトレイス。
噛み合わなさそうで完璧に噛み合っている、お互いの「翻訳」が成り立っている不思議な感覚は、このお話でしか読めません!
完璧な令息として振る舞いながらも、ふとした瞬間に少年の素顔を見せるフロウのギャップに心を掴まれます。アクトレイス訛りにも注目です!
鮮やかに、完璧に解決していく爽快感と一手先から包まれるようなドキドキをぜひ楽しんで欲しいです!