「残り1%だから捨てる」のではなく、「残り1%だからこそ絞り切らなければならない」という妙な使命感が、このエッセイの最大の魅力です。しかも、いざ絞り始めると「まだイケる」。死にかけだと思っていたハンドクリームがニュルニュル出続ける様子を「まだ息があったか。しぶとい奴め」と敵キャラ扱いする発想が可笑しく、日用品との戦いが妙に壮大になっていきます。そして最後の「残り2%の命」の目薬で、戦いが別の場所へ継続するオチも鮮やかです。