表の仕事は、ここ「Baker Ave.」のバーテンダー・真田の裏の顔は、防衛省情報本部に協力するエージェント――
昼下がりのカフェでの情報屋との静かな駆け引きから始まり、銀座のバーテンダーとしてのスマートな日常、そして首都高での緊迫した尾行劇。
それらを淡々とした筆致で丁寧に描いた、スタイリッシュなハードボイルド小説です。表と裏の顔を使い分ける主人公・真田のクールな佇まいと、随所に散りばめられるカクテルや煙草の描写が、物語の静かな緊迫感に満ちた雰囲気を一層引き立てます。
クールな主人公がお好きな方や、ハードボイルドを読みたい方に特にお薦めです。