交通事故で死んだ妹が忘れられない兄。その気持ちはそのままに、現実にも目を向け、前に進んでいく。心が温かく、かつ明るい気持ちになる素敵な作品です。
ホラーだけど優しい物語でした。震えるほど怖い、という内容ではないので、苦手な方でも恐らく大丈夫です^^(´👁️ω👁️`)っ「悲しむ時間は必要ですが、何事も前を向かないとね」
妹を亡くしたのに涙が出ない。だからこそ「まだいる」と思い込もうとする兄の危うさが、読んでいて苦しかったです。でも、夢の中の夏美が「そういう冷静な兄さんが頼もしかった」と言ってくれるところで、少し救われました。最後、二人で食べるはずだったバームクーヘンを誰かへ渡そうとするのも好きです。忘れるのではなく、妹のいない現実で少しずつ前へ進んでいく終わり方が温かかったです。
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