朝八時から夜十時までの十四時間勤務。
西船橋の独身寮から立川支店まで、往復三時間半。
駅前の富士乃屋で牛丼を掻き込む。
大浴場の湯も抜かれていて、シャワーを浴びるだけ。
朝はカフェイン錠で身体を叩き起こし、夜はタフゼロ。アルコール度数九パーセントの缶チューハイを流し込んで気絶する。
五時間経ったら起きて、また支店へ。
そんな主人公が異世界へ。
幸せになってくれ!!いい世界へ!!
.....と思いきや、転生先は没落男爵家のご令嬢.....。目覚めた翌日からもうフル稼働の主人公シャルロットとてもパワフルです!
銀商のお仕事がとてもリアルで、こんな仕事あたしには絶対できない😇って思いながらシャルロットを応援してました🤣
どうするの?って場面でも転生前の知識を活かしてどんどん道を切り開いていく展開が気持ちいいです✨️
没落男爵家の娘が最大手を望むのは分不相応?!そんなの全部ひっくり返す!
数字が家格を作る。
始まりが本部だろうと出張所だろうと、最後に大きな数字を積んだ者が上へ行く世界!
シャルロットは没落男爵家を立て直せるのか?!
戦えシャルロット!頂点を目指して!✨️
ちょっとダークで苦味もあり、そこがまた良いです✨️
是非是非読んでみてください✨️
面白かったです😂
前世で銀行員であった転生令嬢が、難問と向き合いながら、己の道を選び取っていくストーリーです。
チート能力や魔法などありません。
ヒロインであるシャルロットの武器は、前世で積み上げた経験と知識。それを生かし思考し続ける頭脳、ひたすら前へと突き進む行動力のみ。実にシンプル。
それだけに、シャルロットが問題を前にし、思い悩み、奮闘する様がリアルで、つい応援したくなります。
金融と聞くと難しそうと思う方もいらっしゃるかもしれません。私もそうです。数字にもお金の話にも疎く、ついて行けるかなと思っておりました。
しかしそれは杞憂でした。
作者様に金融業界について充分な知識があるためでしょう。作中不自然にならないようにさりげなく、とてもわかりやすく説明がされてあります。安心してヒロインの活躍を見守っていただけると思います。
まずは読んでみていただきたいです。
ただお金を動かすだけではない。動かした先にあるものを真摯に見つめていくヒロインの生き様に、きっと魅了されるはずです。
【知識だけでは勝てない。足と信用で道を拓く銀商物語】
異世界転生で現代の銀行知識を使い、華麗に無双する物語――と思いきや、シャルロットの仕事は驚くほど愚直です。
顧客のもとへ足を運び、人との信用をつなぎ、帳簿を一から洗い直す。専門家や仲間を巻き込み、チームで一つの商いを成立させていく。その手順は現代の銀行営業にも通じ、結果だけではなく、そこへ至る過程に説得力と面白さがあります。
金融や事業再生という難しい題材も、物語の中で一つずつ丁寧に、優しく分かりやすく描かれています。
同期のカトリーヌとの関係も大きな魅力です。ライバルのようで、バディのようで、ときには師のようでもある。互いの手腕を認め、学び、出し抜き合いながら成長していく二人から目が離せません。
「数字が人格」という題名を見たとき、もっと冷たい物語なのかなと思っていました。でも読み進めるほど、むしろ「人の価値は数字だけで決まるのだろうか」と問いかけられている気がします。
特に気になるのが、カトリーヌさんです。家柄も人脈も持っていて、主人公のシャルロットとは最初から立っている場所が違う。それなのに、ただの嫌なライバルには見えません。競いながら相手を見て、認めるところは認めているような。不思議な距離感がとても好きです。
シャルロットも、前世の知識だけで何でも解決する人ではありません。考えて、失敗して、人に助けられて、また考える。その姿を見ていると、仕事とは数字を作ることなのか、それとも人との間に何かを作ることなのか、と考えてしまいます。
金融のお話なのに、人間そのものを読んでいるような作品です。難しそうと思った方にこそ、一度シャルロットたちの商いを覗いてみてほしいです。